2017年 12月 17日
難問かどうかもわからない |
数学の超難問「ABC予想」を証明したとする論文が、国際的な数学の専門誌に掲載される見通しになったという新聞記事。京大数理解析研究所の教授が書くらしい。科学系の記事、とくに数学の記事はまったくわからない。記者が悪いんじゃなく、小生がアホーーでも、独創性ゆえ当初は論文を理解できる数学者がほとんどおらず、勉強会が開かれるなど異例の経緯をたどったともある。じゃ、仕方ない。
190『オリエント急行殺人事件』(2017)
MURDER ON THE ORIENT EXPRESS
3度目ーー結論はわかっていても面白いし、無理筋なんだけどありだな。ケネス・ブラナーが監督と主演でジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルスなどが車内12人の客と車掌をうまく・アクも含めて演じていた思う。『十二人の怒れる男』のシドニー・ルメット版がいいのはもちろんだか、本作は映像が豪華なのんで楽しめた。
トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)が刺殺体で発見される。偶然列車に乗り合わせていた探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)が、鉄道会社に頼まれ密室殺人事件の解明に挑む。乗客のゲアハルト・ハードマン教授(ウィレム・デフォー)やドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)、宣教師のピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)、キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)らに聞き取りを行うポアロだった。
2017年12月13日:MOVIX
191『永遠のジャンゴ』(2017)
DJANGO
ジャンゴとドイツ軍将校の会話がすごい。
「お前は音楽を知っているのか」
「オレは音楽なんて知らないです。音楽がオレを知っているのさ。」
素晴らしい音楽だが、放浪民一族に降りかかった惨状は痛ましい。ロマの虐殺はユダヤ人どには語られることはないし、よく知らない(ユーゴなどもそうだろう)。魂の鎮護とそれを世に知らしめるために選んだ教会音楽。その楽譜が一部鹿存在しないことは残念だ。
ナチスドイツの支配下に置かれた、1943年のフランス。ロマ出身であるジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルトは、パリの名門ミュージックホールであるフォリー・ベルジェールのステージで観客からの喝采を浴びていた。アーティストとしての栄華を極める彼だったが、ナチスドイツが各地でロマを迫害しているのを知って激しい怒りと悲しみを抱く。家族や自身にも危険が及ぶ中、ナチスドイツの上層部が集まる夕食会での演奏を命じられる。
2017年12月15日:テアトル
192『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』(2016)
THE ZOOKEEPER'S WIFE
普通の市民、動物を愛し、動物園を経営する夫婦と子どもはナチスを相手にときに脅威に恐れを抱き、とまどう。しかし、彼らはユダヤ人を友とし、ユダヤ人と共存してきたことをごくごくふつーのこととして、助けの手をさしのべる。だから原題は「Zookeeper’s Wife」なのだろう。動物園という市民の憩いの場であることが、戦争によって破壊される。「人生を破壊される」という言葉はあらためて胸に迫る。
1939年、ポーランドのワルシャワ。夫婦でワルシャワ動物園を営み、愛する動物に囲まれて生活していたヤン(ヨハン・ヘルデンベルグ)とアントニーナ(ジェシカ・チャステイン)は、ナチスドイツの侵攻に大きな不安を抱いていた。ヤンは、ナチスドイツがユダヤ人を弾圧するのを見て、アントニーナに動物園を彼らのための隠れ家にすると告げる。強制居住区域に暮らすユダヤ人たちを救い出しては動物園にかくまう彼らだったが、次第にナチスドイツの警戒は厳しさを増し彼らにも危険が迫る。
2017年12月16日:二条
193『猫が教えてくれたこと』(2016)
KEDI
イスタンブールの市井と猫ーーただかわいいだけでない、人と猫の暮らしや街の息遣いが感じられる。いい作品だった。
トルコの大都市イスタンブールにはたくさんの野良猫たちが暮らしており、人々に愛されている。彼らは狭い路地や塀の上、人々が行き交う歩道でも悠々と散歩をし、気が向くままに食事をしたり、毛繕いをしたり、時にはけんかをしたりして過ごしている。そんな彼らのうち7匹をカメラは追う。
2017年12月16日:シネ・リーブル
#
by dai-tora
| 2017-12-17 17:08
| 映画
|
Comments(0)